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東京都多摩市を中心に活動しているボランティアグループです。

ノートテイクについてnotetake

■全体投影とノートテイク

要約筆記の方法として

入力方法の違いによって、手書きとパソコンがありますが、
それぞれの場合に、対象者のちがい(全体投影、ノートテイク )によっても分かれ、4つに分類することができます。 ここでは、おもに手書きのノートテイクについて解説いたします

  1. 全体投影
    対象者が大勢の時に使う方法。OHPやOHCをつかってスクリーンに投影
  2. ノートテイク
    聴者の中に1~2名の聴障者が参加のとき、隣で書く。

ノートテイクの基本

全体投影もノートテイクも情報保障ですので、要約筆記の基本はみな同じです。

  1. その場に置ける情報保障
  2. 書いた所を「今」見る
  3. その場ですぐ「役立つ」必要がある。同時通訳です。

■ノートテイクの実際

特別なことをするわけではありません。
話を聞いて、ポイントを掴み、要約しながら書きます。
話し手の話の意図をしっかり書きましょう。
話だけでなく、周りの状況も書きましょう。書き方はOHPと同じです。

ノートテイクをする場面

  1. 私生活に関わる、プライベートな場面が多い。
  2. 講座・趣味など専門性を必要とする場面がある。
  3. 聴者の中に聴覚障害者が1~名入る会議・会合などの利用が多い。
    より即時性が必要。即時性がないと、聴障者が参加する意味がない。(賛否採決)
例:
  1. 会議……小人数の聴覚障がい者で開く会議
        一般の会議に1~2名の聴覚障がい者が出席する。(町内自治会の会合など)
  2. 医療……診療、検査など
  3. 学校関係……PTAの会合、三者面談、入学説明会
  4. 講演会、集会、研修会、講座……
    ワープロ講座、パソコン講座、自動車免許講習会等
  5. 趣味……生け花、料理、編物、和裁、茶道、香道
  6. 経済活動……買い物など
  7. 冠婚葬祭、裁判など……個人で利用する場合

ノートテイカーの役割と心構え

聴覚障がい者は要約筆記者が、ノートテイクしたもので情報を得ております。
要約筆記者が書いたものが全てです。
全体投影では複数の人で担当するので、間違いは直してくれる人がいますが、 ノートテイクは一人で担当することが多く、間違いを書いても訂正してくれる人がいません。
要約筆記者が書いたものが全ての情報となりますので、 ノートテイクは責任が重く、力量が問われます。
ノートテイクに誤った情報があると、責任問題が起きる可能性もあります。
ノートテイクがいかに難しいものか、わかって欲しいと思います。

例えば 病院の時……薬の飲み方は、食前・食後・食間・就寝前 と様々です。

  1. 曖昧な書き方はしない。確認を取る必要があります。
  2. わからない所は、聞き返す。
  3. 聴覚障がい者が理解できたか確認する。

事前学習が必要です。知らない内容、知らない言葉は書けません。
字が小さいとたくさん書けるような気がしますが、話しの通りには書けません。
多く書こうと思うより、伝わる筆記通訳をしましょう。

  1. 秘密を守る
    プライベートな場所に、同席し、そこで知った事は 決して外に、漏らしてはいけない。
  2. 相手のニーズに合わせる。
  3. 越権行為をしない。
  4. 事後処理をきちんとする。

    聴こえない方は、書かれたものを読んでいるので、 自分で書くことが、難しく、 終わるとノートテイクしたものを、欲しいと言われる事があります。
    その時の 対応をよく考慮して、つぎの言葉を必ずはっきりと伝え、その上で渡しましょう。

    「これは、通訳として要約筆記したものです。 記録では ありません。目を通したら処分してください」

要約筆記は聴こえない人の耳代わりと言いますが、代理人ではありません。
筆記通訳に徹してください。頭や口にはならないようにしましょう。
また要約筆記者が一所懸命書いてくれているんだからと、わからない所や読めない個所があっても、 聞こえない人は 遠慮してしまうことがあります。
ときどき表情も確認しながら 進めましょう。利用者が安心して要約筆記を利用できるよう、 こころしていきたいと思いますし、そうあって欲しいと思います。

要約筆記者の派遣人数

一人で長時間書き続けると、負担が大きく頸肩腕障が心配です。
責任の面から二人派遣が望ましい。
会場に(依頼内容)によっては、依頼者が2人派遣を望まない時も ある。

■ノートテイクの準備

会議の場合

  1. 板書を書いておく
  2. 座席名を書いておく
  3. 発言者名をはっきり書く。例、「山田/」

使用道具


  1. ルーズリーフ、コピー用紙など1枚ずつになる紙。
  2. ペン
    はっきりと書けて、長く書いても手が疲れないもの。
  3. 水性ペン
    依頼者に合わせてぺんを用意します。
  4. バインダー・画板 机やテーブルがある場所ばかりではありません。
    場所にっては、膝の上で書かなければならない場合もあります。
    そんな時バインダー・画板などあれば便利です。
  5. 付箋紙 何度も出てくる言葉は、略語を作るか、付箋紙に書いて、
    OHPのシートのように使う時もある。

その他のいろいろな用具

  1. ホワイトボード     すぐに消してつかえ、ふだんの会話や伝達に便利
  2. OHPロールを使う   OHPを使えない時、机の上でロールに書く
  3. ノートパソコン     手で書くかわりに、キーボードで入力する方法です。

用紙やペンは、誰が用意するのですか?

書きやすい使い慣れたペンや紙のほうがよいと、要約筆記者が用意している場合もあります。
依頼者がうっかり忘れることもありますので、一応用意して行くとよいでしょう。
紙は何でも構いません。
新聞の折込広告をつかう方もいます。書くのに滑りがよくリサイクルにもなります。

書く前の準備

  1. 座る位置
  2. 交代の時間
    何枚ずつ書くか、話合う
  3. 字の大きさ(相手によって違う)
    字の大きさを聴こえない方と話合う
    2人で書く場合、字の大きさを揃えると読みやすい。
  4. 紙には通し番号をふっておく。
    紙は一枚ずつはずしておく
  5. 机がないときは、バインダーの使用
  6. 略号表を準備しておくと便利

書く際の注意

  1. A 話を書き続ける
  2. B Aのサポート 説明されている資料、本を指す

    資料に書きこめるスペースがあれば書き込む。
    固有名詞・数字のメモをして書いている人のそばに置く。
    間違いに気づいたらそっと知らせる。

  3. Aがあと2、3行の所を書きだしたらBは書き始める。
    (ダブってもいい)
  4. Aは書き終えたら、素早く書いたのを見直し、修正加筆を入れる。
  5. 書いたものは、聴こえない人の前に置く。

    AはBのサポートをする。

  6. 話だけでなく、周りの出来事なども、書いて伝えましょう。

■聴こえない人に聞きました。

  1. 小さな字でびっしり書かれると読むのに疲れる。
  2. 大きな紙にパラパラと書かれると紙の量が多くなり、 持ち帰りにかさばる。
  3. 乱雑な字で書かれても、読みにくいとも言えず困る 。
  4. 書く人の主観を入れないで書いて欲しい。
  5. 回りの状況も書いて欲しい。
  6. 要約筆記者が書き終っていないのに、司会者が指名。質問の場合は 即座に知らせて欲しい

多摩市要約筆記サークル

〒206-0011
東京都多摩市関戸4‐72
多摩ボランティア・市民活動支援センター気付

TEL 042-373-6611
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